【要約】意志と表象としての世界【第十節】

本の第十節を要約しました。

第十節

問題は、どうやって確実性を得て、判断の基礎を築くかです。理性は女性的で、自分に与えられたものを他に伝えることができます。知識や科学の本質は、論理学の四つの原理によって示されます。これらの原理は、概念と直観的表象の関係に基づいています。

概念の存在に基づいて、論理学は純粋な理性学と考えられます。数学は空間と時間の関係から、純粋な自然学は因果律と空間と時間の直観から内容を得ます。それ以外の学問は、経験に基づいています。

知るとは、真実な判断を理解し、自由に再現できることです。動物は直観的な認識があるけれど、知ることはできません。知ることは抽象的な意識で、理性が概念に固定することです。