「正しい心」を捨てない事
ジョジョ第5部のあとがきに感動した。
まるでフランクルの夜と霧じゃないか。
MISTA:改変 11月4日 on Twitter: "久しぶりに黄金の風の荒木先生のあとがきを読んで震えてる。 #jojo_anime… "
彼らは「運命」「宿命」に立ち向かい、それを変えていく事などできるのだろうか?
その事をずっと考えてこの第5部を描きました。執筆した時期とか状況もあって、とても苦しく暗い気分になりました。どうしよう?「運命」とか「宿命」とかが、そんなに簡単に人の努力とか根性とかで変えられたら、そんなの最初から「運命」なんて言わないと思うし、軽々しすぎる。そう思いました。
じゃ主人公たちは、どうやって脱出すればいいんだ?
その答えをぼくにくれたのは誰であろう、主人公たちでした。主人公たちは「運命」や「宿命」を変えようとはせず、彼らのおかれた状況の中で「正しい心」を捨てない事を選んだのです。正義の心の中にこそ「幸福」があると信じて、自然にそうなったのです。
そうは言ってもすぐには正しい心にのっとった行動はできないものだと実感する。